就職氷河期世代の「すがなぎ」にとっても支援プログラムは気になるところです。名前はTVなどでもたまに耳にしますが具体的にはどんな支援があるのでしょうか?
就職氷河期世代支援プログラムの内容
40代の転職を有利に進められるのか?
支援プログラムの説明と「すがなぎ」の転職活動にどんな影響があるのかを調べてみました。
就職氷河期世代支援プログラムって何をどうしてくれるの?
骨太の方針2019に盛り込まれた就職氷河期世代支援プログラムは、30代~40代の正規雇用者を30万人増やすことを目標とした一大プロジェクトです。1,000億円以上の予算をかけると見られており、政府の本気度が伺えます。
3年間30万人の正規雇用増
就職氷河期世代でひきこもりや非正規雇用で働く人が100万にいるといわれています。資格取得や職業体験などで就職へのサポートを計画しています。
2019年10月段階では支援プログラムの内容が徐々に発表されていはいますが、本格稼働は予算の関係上、2020年4月以降になります。
就職氷河期世代支援プログラム3つの気になるサポート
- ハローワークに専用窓口設置
- 就職氷河期世代限定求人
- 短期資格等習得コース(仮称)
ハローワークに専用窓口設置
全国でもまだこれだけしか設置されていません。本格始動は2020年からのようです。
- 大阪府…梅田・阿倍野
- 兵庫県…神戸・尼崎・姫路
- 奈良県…奈良
就職氷河期世代限定求人
年齢制限付きの求人がハローワークのみOKになりました。
キャリア形成のため若年者等を対象
っていうので制限してると思うんですが、意味があるのかよくわからない施策ですね。就職氷河期世代を含む35歳~54歳と幅広い年齢の人が対象となります。
短期資格等習得コース(仮称)
短期間で資格を取得、その後実際の職場で仕事を体験し正社員就職につなげるサポートです。就業中の人でもサポートが受けられるように夜間、土日のコースやeラーニングでの受講も可能になる予定です。また教育訓練支援給付金の対象にもなっています。
就職氷河期世代は年齢ではなく最終学歴の卒業年度で決まる
厚生労働省によると1993年~2004年に卒業した人を就職氷河期世代と呼びます。
- 大卒…37歳~48歳
- 高卒…33歳~44歳
有効求人倍率は「0.6%」を下回り、完全失業率も「4%」超えの非常に厳しい時代の中転職活動を行った世代です。
「すがなぎ」は数十社に応募し、幸運なことに1社だけ内定をもらえたので就職できました。本当に大変な就職活動だったのを今でも覚えています。
残念ながら3年以内に退職しましてしまいましたが、続けていたとしてもその数年後に会社は「解散」となりました。新卒を採用する体力なんてなかった企業にとっても大変な時代でしたね。
就職氷河期世代支援プログラムまとめ
結局の所2019年に転職活動を行っている「すがなぎ」には直接利用できるサポートはなさそうです。
- 中高年ひきこもり
- 8050問題
- ワーキング・プア
これらの問題を解決してくれる良いサポートになればいいですね。